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医師になる流れ

偏差値70前後

それでは、実際に医師を目指す場合、どのような流れをたどることになるのかについて紹介します。
まず、医師になるためのスタート地点となるのは、中学高校時代の勉強です。
国公立私立ともに、偏差値70前後という非常に高い水準を求められることを考えると、大学受験前の追い上げだけで間に合うものではありません。
しっかり基礎を学び、順当に学力を積み上げていくことが第一歩となります。

その上で、大学を選ぶようにしましょう。
大学を選ぶ基準は様々です。
良い教授がおり、高い指導力で教育を行ってくれる学校を選ぶのも一つの方法ですし、ネームバリューがあるために就職に有利な学校を選ぶのも一つの方法です。
勿論学費の面から選択をするのも現実的に重要なポイントといえるでしょう。

医学部に合格すると、一般の大学よりも2年長い6年間に渡って勉強をすることになります。
最初の4年は座学が中心で、残り2年は臨床実習が中心となります。
これらの過程を修了し、学校を卒業する際に医師国家試験を受け、合格すると晴れて免許を獲得することができます。

免許取得後は

ただ、実は医師免許を取得しただけではまだ医師になることはできません。
医師免許を取得したら、2年間は必修研修という研修を行うことになります。
研修指定病院でこの研修を終えて初めて、正式な医師として認められることになります。

医師研修においてはまず、大まかな診療科を決定することになります。
内科や外科、といったような大雑把な決め方です。
この段階においては幅広くその分野について学び、研修後により細かい診療科を決めて自分の専門とするのが一般的な流れです。

例えば内科を選択した場合、呼吸器科や循環器科、小児科や産婦人科などの研修も受けることになります。
総合的な内科の技術や知識を身につける必要があります。
多くの科を回って研修を行うことからこの過程のことを「スーパーローテーション」と言う名前で呼ぶこともあります。

この必修研修が終われば、希望するならば医師として独り立ちをすることが可能です。
しかし、この段階ではまだ知識が浅く、実践にたるものではないと判断する人が多く、その場合には後期研修医プログラムに応募し、さらに研修を積むことになります。
この際、臨床医ではなく研究医を希望しているのであれば、大学院での研修に移行することもあります。

後期研修を終えれば、ほんとうの意味での独り立ちです。
就職先を探して就職するのも、いきなり独立開業をするのも自由です。
基本的にはまずは就職し、現場に慣れてから独立するものです。

このような過程があるため、実際に患者を見ることになる医師はその時点でもう30歳前後ということになります。
職業としてのスタートまで時間がかかるのは医師の特徴の一つでしょう。