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どうかお願いします先生!

医師のやりがい

貢献度が高い

医師という仕事は、社会に対する貢献度が特に高い仕事の一つであるといえるでしょう。
その反面で、非常に厳しく難しく、頭を悩ませることが多い仕事でもあります。
そんな仕事を続けるためには、ただ仕事として行うのではなく、ある程度の「やりがい」が必要となってくるでしょう。
それでは、医師にとってのやりがいというのは何なのでしょうか?

まず、やはり重要なのは「患者と医療を繋ぐことができる」ということにあるでしょう。
患者だけでは治すことができなかった病気を、医師ならば治すことができます。
患者が治りたいと思っている所に、橋を渡すのが医師としての最大の仕事といえるでしょう。
これが出来れば、医師としての面目躍如です。

ただ、これは単に「治療で助ける」ことだけを意味しているわけではありません。
残念なことに診察に来た時には全治が難しいような病状を抱えているような患者もいます。
そういった時には、やりがいがない仕事になってしまうのかというと、そうではありません。

医師は、医療を通して「終わりに向けた準備」をすることも仕事の一つと言えます。
例えば治療が難しいという場合、どのように告知を行うでしょうか。
それによって、患者の心が乱されるか、安らぐかの違いがあります。
一人ひとりに向き合い、徹底的に患者を救うことに貢献できるのが、医師としての最大のやりがいです。

理想と現実のバランス

医師は総合的に見て、やりがいの大きい仕事であることは間違いありません。
しかし、新しく医師になる人には、上手くこのやりがいを見つけることができない人も少なくありません。
ここには、医師という職業に対する理想と現実のバランスがうまく機能していないという原因が挙げられるでしょう。

世の中には医学をテーマにした漫画や小説、ドラマや映画などが数多く存在しています。
こういったものの中では、多くの場合医師は神がかり的な実力を持っており、治せない患者がないように見えます。
しかし、現実の医師というのはそういうものではありません。
時には治すことができない患者がいるものですし、そもそもそのようなドラマチックな患者が訪れるのかという疑問があります。

このようなことから、医師が自分の思っていた職業と違う、とギャップを感じてしまい、上手く馴染めない人も多いのです。
医学部における勉強が厳しいものであった分理想を積み上げてしまってしまっている人が多く、こういった人が上手く現実に適応してやりがいにたどり着くことができるのかが重要なポイントとなるでしょう。