小児科

内科的要因を熟知する必要がある

次に紹介する診療科である「小児科」は診療の範囲が広いことで知られる科です。
対象となるのは子供全般であり、どこに症状が出ているのかにかかわらず子供の症状であれば小児科が見ることになります。
唯一外傷だけは外科の担当となりますが、それ以外の内科的な要因については全て小児科が熟知していなければなりません。

とはいえ、全ての治療を行うというわけではなく、適切な診療科を紹介してそちらに任せる、というのも小児科にとって重要な仕事の一つです。
つまり、大人で言うところの「総合診療科」のようなものが子供にとっての小児科ということになるわけです。
ちなみに小児、というのは中学校卒業ぐらいまでのことを指します。
二次性徴が終わると大人として扱われることになるため、小児科はそぐいません。

小児科においては、病気の診療だけではなく、大きく3つの仕事があります。
1つ目は「予防接種」です。
子供は免疫力が低いため、大人ならばかからないような病気や、かかったとしても軽度で済むような病気でも感染して重症化してしまう可能性があります。
そのため、そのような可能性がある病気に対しては予防接種を行うことになります。

予防接種には国がやらなければならないものと定めているものと、家庭ごとに任意で決めるものがあります。
小児科はそのいずれも担当することになります。

さらに、2つ目は「健康診断」です。
これは主に生まれたての赤ちゃんに対して行うもので、何か新生児に問題がないかをチェックし、早い段階から対処するためのものとなります。

そして3つ目が「育児相談」です。
これは全ての小児科が行うわけではありませんが、か子供を持つ親の悩みを聴くことも重要なポイントの一つです。
これが間接的ながらも、子供の健康を守ることにも繋がるためです。

子供の病気

それでは、実際に掛かる事が多い子供の病気について紹介します。
代表的なものとして「手足口病」があります。
これはコクサッキーウイルスというウイルスによって発生する感染症であり、いわゆる夏風邪のようなものです。

生後六ヶ月から五歳前後までの免疫力の弱い子供に発症しやすい傾向があります。
劇症化すると脳髄炎を起こし、最悪の事態を招く可能性があります。

子供の場合通常の風邪ならば、大人よりも体力がある分そこまでの心配はいりません。
しかし、それだけではない隠れた病気が原因となって風邪と似た症状を引き起こすこともあります。
そのために医師は常に様々な症状について知っておく必要があります。