白衣

医学研究者

医学の発展に寄与する仕事

私たちは、ケガや病気になると病院にかかります。

そして、病院で治療を受けることで元の健康な体に戻ります。

重く苦しい病気であっても、大半は病院に行ってきちんと治療を受ければ治るのですが、治療を受けて病気が治るというのは医学の発展があればこそ。

その医学の発展に貢献しているのが医学研究者です。医学研究者は、大きく分けて二種類。

「基礎医学研究者」と「臨床医学研究者」に分かれます。

どちらも病気について研究し、治療法を確立させるのが仕事になります。

医学研究者の仕事内容、

基礎医学研究者と臨床医学研究者は、医学の発展に寄与することを目的とする点では、同じですが、研究する対象が異なります。

前者は、遺伝子や免疫、解剖等多方面から病気のメカニズムや原因について研究します。

後者は、実際に患者を治療しながら病気について研究をします。

医学研究者になるには

基礎医学研究者は、多方面からのアプローチにより病気のメカニズムや原因を研究することから、必ずしも医師国家試験に合格する必要はなく、また医学部を卒業しなければならないというものでもありません。

臨床医学研究者は、医師として患者の治療を通して病気の研究をすることから、医師国家試験の合格、免許の取得は必須です。

どのように医師を支えているか

直接的に患者に関わり、病気の治療をする医師の存在はなくてはならないものです。

ですが、病気にも様々なものがあり、医学の発展がなければ治療もなしえません。

医学研究者は、研究を通して陰ながら医師を支えています。

医学研究者を目指す場合は

医学研究者を目指すなら、基礎医学研究者を目指すよりは臨床医学研究者を目指した方が良いかもしれません。研究者になりたいといっても、誰もが研究者になれるわけではありません。研究者のポストには限りがあります。もし、基礎医学研究者を目指し、医師免許を取得しなかった場合、研究者の仕事にありつけなかったらキャリア面において思わぬ落とし穴になるかもしれません。その点、臨床医学研究者を目指して医師免許を取得しておけば、研究者として働くのが厳しい場合には、医師として働くこともできます。

研究者になれないリスクも考えて将来設計をするべきでしょう

門戸が狭く、医師と比べてどうしても裏方的な印象を持たれがちな医学研究者ですが、医学研究者が日夜研究をしているおかげで医学の発展があります。

自らも医学の発展に貢献したいと思う方は、医学研究者を目指してみてはいかがでしょうか。