リウマチという独特な症状
リウマチと一言でいっても人によってはぴんと来ない方もいるのではないでしょうか。
高齢の方がかかりやすい症状というイメージを持っている方も多いものですが、実際には非常に重篤な症状ですし、また罹った患者さんは非常に辛い症状を抱えてしまうものなのです。
リウマチは、実際には関節リウマチという名称になっており、自己免疫疾患の一つなのです。
関節部分の痛みを強く感じてしまうため、歩行の際には特に問題を生じてしまいますし、また痛みも継続しまう症状でもあります。
自己免疫疾患は、自分の体をウイルスや細菌などから守るためにもともと備わっている免疫機能が、敵とみなして攻撃をしてしまうことで起こります。
自己免疫疾患によって炎症が起こりますが、原因は不明となっています。
患者さんの数は全国でも100万人にも満たない病気ですが、症状自体は深刻なのです。
リウマチを専門とするリウマチ科の特徴
自己免疫疾患であるリウマチは整形外科や内科が担当する診療科と思われていますが、本来はリウマチ科が最も適しています。
リウマチ科の特徴としては、リウマチに精通しており、整形外科以上に様々な治療を行うことができる診療科です。
ただ中には整形外科とリウマチ科を両方標榜している病院もあります。
リウマチの初期症状は関節の痛みや炎症、また血液異常ですが、これらの症状は他の病気でも見られるため、早期発見は非常に難しいものです。
早期発見が遅れれば症状がより一層重くなってしまいます。
そのためリウマチ専門の治療を行っているリウマチ科であれば、早期で発見することができます
またリウマチに対する適切な治療をリウマチ科では行うことができます。
最近のリウマチ科での治療
リウマチ科での治療も他の診療科と同様に、薬物療法も行いながら、より一層効果があるとされる免疫抑制剤や生物学的製剤などを使用した治療も行っています。
新しい治療となると感染症にかかる恐れもあるため、それに対しては早急に対応をしなければならないため、リウマチ科では内科的な知識も要求されています。
リウマチ科はリウマチに対して専門的な治療を行うことができるため、先進医療に関する環境も整っています。
またリウマチ科を標榜する病院は内科や整形外科も同時に行うところも見られるようになりました。
リウマチ科自体は全国的に標榜している病院は少ないものですが、日常生活などで支障をきたしている患者さんにとっては非常に重要な信頼できる診療科だと言えます。
そうでないならまずは内科のリウマチ専門医の受診を勧めます。
(実際は、内科のリウマチ医と整形外科医が十分に連携を取って治療に当たることが重要なので、どちらの科も必要不可欠です。)