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循環器科

どんな治療などをする診療科なの?

循環器系とは心臓や冠動脈、大動脈などの血管などの循環器に関する疾患を扱っています。
循環器科は循環器内科と心臓血管外科に分類されることがありますが、一般的には循環器科というと循環器内科を指します。
この診療科に来る患者さんの症状としては心筋梗塞や狭心症などのほかに、生活習慣病とも大きく関わっている高血圧や動脈硬化などもあります。
そのためいろんな患者さんが治療のために循環器科に来ていることになります。

循環器科の特徴として心臓血管外科とは違って手術は行いませんが、カテーテルを使用して心臓カテーテル検査や冠動脈形成術といったことは循環器科が行っています。
循環器科に来る患者さんの特徴としては、慢性疾患が多いことが挙げられ、心臓に大きく関係しているためと命に大きく関係する病気が多いといえます。
多くの症状は生活習慣病によるため、改善のためには長い年月がかかることが多く、そのためこの診療科に長く通う患者さんも多いものです。
それだけ重要な診療科だということができます。

病気の予防にも関係する重要な循環器科

生活習慣病はなかなか自分の努力だけでは改善は難しいものですが、病気を予防していくためにはコツコツと改善を図っていく必要があります。
一般に生活習慣病の改善と病気の予防というと内科に受診するというイメージが多くの方に持たれていますが、特に高血圧やコレステロール値が高いような方は循環器科に行く場合があります。
高血圧やコレステロール値が高いと血管に大きな負担がかかり、同時に心臓の機能も大きく乱れていく心配があります。
この診療科は血管や心臓に関係する症状の治療を主に行っているため、特に血管や心臓で何らかの問題が生じやすい方は循環器科で治療を行うことが多くあります。

生活習慣病と一言でいっても、人間の命と直接影響を及ぼす心臓に大きなダメージを与え、死にもつながってしまうようなことにならないため、循環器科で予防をしていく場合があります。
今後も生活習慣病にかかる方が多くなると言われており、それだけに循環器科は今まで以上に重要な診療科として注目されていくことでしょう。

循環器科の病院について

一般に病院の中で内科はとても多くなっており、それに比べて循環器科の病院は少ないと思われます。
ただ内科と循環器科を標榜している病院もあれば、循環器科単独の病院も存在しています。
特に血管や心臓に関して不安や何らかの症状がある場合には、循環器科を標榜している病院を選択することが望ましいと言えます。

大きな総合病院では内科もあれば、循環器科も同時に存在しています。
この場合でも、動脈硬化や心筋梗塞など、心臓に関する症状を抱えている方の場合、内科ではなく循環器科を選ぶことになります。