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医学部にもあるAO入試を利用しよう

AO入試を活用して、医学部へ入学する方法もある

大学にはさまざまな受検方式があり、入試を受けて入学するのは「一般受検」といいます。
これとは別に「AO入試」という方式もあり、これを利用して医学部を目指すのもおすすめです。
AO入試とは「人物的な評価や医学部への志望動機などを元に、合否を決定する入試方式」を指します。

これまでの入試は、主要5科目の入試による点数で合否が決まるのが一般的でした。
しかし近年はAO入試の割合が高まってきており、医学部でも人物評価によって入学する人が増えてきています。

一般入試で医学部を目指すのは、非常に高いハードルです。
勉強することが非常に多く、それぞれの科目を高いレベルで習得しておく必要があります。
しかしAO入試であれば、こうした入試を受けずに合格を得ることができます。
そのため医学部を目指すなら、検討する価値は十分あります。

AO入試にはどのようなメリットがあるか

AO入試は上記のほかにも、さまざまなメリットがあります。
まずは「もしAO入試で不合格となってしまっても、一般入試を受検できる」という点です。
AO入試は一般入試よりも前に行われ、合否も一般入試より前に出ます。
そのためAO入試でもし不合格になってしまっても、一般入試を受検する権利があります。

完全にAO入試だけの対策をしていると一般入試で合格するのは難しいです。
ただ、きちんと勉強をした上でAO入試も検討すると、合格の可能性を高めることができます。

また、AO入試は「社会人でも利用しやすい」という点も挙げられます。
医学部は高校から入学する人だけでなく、社会人から目指す人もいます。
社会人が大学受験の勉強をするには、時間も労力も限られています。
こうした人のためにもAO入試は有効で、合格できるチャンスがあります。

さらにAO入試は「医学部で勉強して、医師として活躍したい」という強い熱意があれば、それも評価の対象になります。
もちろん単純に「医学部に入りたい」というだけでは、ほかの受験生と同じです。
しかし大きなビジョンや夢をもって医学部を目指す場合、それは評価の対象になり得るのです。

AO入試は、前もって面接や小論文の練習が必要

AO入試では、面接や小論文を課されることが多いです。
AO入試での合格を目指す場合、これらについての対策をしておく必要があります。

面接の練習は学校や塾の先生にお願いして、本番を想定した形式で行うと良いでしょう。
また、小論文は数をこなすと書き方が身につくため、先生や通信講座を利用して添削をしてもらうと良いです。

AO入試は医学部への窓口を広げる、非常に良い入試制度です。
活用することで医学部入学もより現実になりやすくなるため、活用することを考えてみましょう。