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  3. 受験のための大学選びのポイントとは

受験のための大学選びのポイントとは

医学部に入る目的を考えよう

医学部を受検する場合、大学を選ぶ必要があります。
大学を選ぶときには偏差値だけで考えるのではなく、「卒業後の自分が進みたい進路」を考える必要があります。

医学部に入学する場合、卒業後は大きく分けて2つの道が考えられます。
ひとつは医師になる道です。
医学部を卒業するときには国家資格である医師免許を取得することができます。
国家試験に合格すれば医師免許を取ることができ、その後は研修医として経験を積んだ後に1人前の医師として病院で働きます。

臨床医には種類があり、内科医や外科医、歯科医師や獣医師などがあります。
これらそれぞれについて学ぶ内容は異なるため、大学受験をするときにある程度の方向性を固めておくことが大切です。

医学部に入学した後は、研究の道もある

医学部へ入学した後のもうひとつの道として、「医学の研究を目指す道」もあります。
この場合、大学の医学部を卒業した後は大学院や大学病院へ進学し、研究をすることになります。

医学は日々進歩しており、日本だけでなく世界各国の大学や研究機関が、新しい医療技術や新薬の開発を行っています。
医学の研究をする場合は研究医となり、最先端の医学研究に携わることになります。

どちらに強いかは、大学によって異なる

このように医学部へ入ってから進む道は、臨床医か研究医かで大きく異なります。
どちらに強いかは大学によって異なるため、自分の進みたい道に強い大学を選ぶのがおすすめです。

たとえば研究医になりたいのに臨床医に強い大学の医学部へ入ると、確かに医学部ではあるもののやりたいことと大学で学ぶ内容がずれてしまいやすいです。
前もってリサーチをした上で志望校を決めると、こうしたミスマッチを防ぐことができます。

大学選びは今後の進路を決める、とても大切なものです。
「医学部に入学できればどこでもいい」と考えていては、将来の自分の進むべき道がぼやけてしまいます。
そのため勉強を頑張りながら、大学それぞれの特徴についても調べるようにしましょう。
そして自分にとってベストだと感じる大学を、第一志望にするのが良いでしょう。

もし大学選びで迷う場合は、大学のホームページをしっかりとチェックしたり、実際に大学を見に行ってみたりするのがおすすめです。
それぞれの大学はオープンキャンパスを定期的に開催しており、学内の雰囲気の紹介や模擬講義を行っています。
こうした機会を活用することで、大学ごとの医学部の特徴を、より深く理解することができます。

多くの受験生は勉強することに大きな時間を割くものの、医学部自体について理解を深めることには時間をあまり割きません。
大学選びに時間をかけるとモチベーションも湧きやすくなり、結果として勉強にもより力が入るようになるはずです。