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もし医学部浪人生になってしまったら

医学部を目指す場合、浪人になる可能性もある

医学部合格は難易度が高いため、場合によっては浪人をする必要があることもあります。
浪人とは高校3年生の冬に受験して4月から大学に入学するのではなく、4月以降も次の入試に向けて勉強を続けることを指します。

現役の場合は大学に入学したら医学部での勉強を始めることができますが、浪人する場合、同い年の人よりも遅れて医学の勉強を始めることになります。
浪人は他学部を目指す場合でもすることがありますが、多くの場合は1年間浪人をする「一浪」で終わることが多いです。
これに対して医学部の場合は難易度の高さから、2年や3年続けて浪人をする「二浪」や「三浪」の可能性もあります。

浪人することによるメリットもある

浪人すると現役で医学部に入る人より医学の勉強を始めるタイミングは遅れますが、受験をする上でのメリットもあります。
浪人をする場合、現役生よりも長い期間を勉強することができます。
医学部を受検する場合、より綿密な入試対策が必要です。
このレベルにまで自分の学力を持っていくには時間が必要で、現役生は勉強時間が不十分なまま入試を迎えることがあります。

しかし浪人生の場合はある程度の勉強を現役のうちに終えているため、浪人期間での勉強は応用問題を解けるように練習したり、よりミスなく確実に問題を解く練習をすれば良いことになります。
そのため現役生よりも合格率が高まりやすく、スムーズに受験を乗り切れる可能性が高くなります。

また、医学部を目指す人には、浪人をする人がたくさんいます。
浪人をすると孤独感を味わうこともありますが、予備校や図書館で勉強をしていると、同じ浪人をして医学部を目指す仲間を見つけることができます。
一緒に医学部入学を目標にする友達を作れば、浪人生活も楽しく貴重なものになります。
浪人することを必要以上にマイナスと考えず、前向きに良い機会と考えて頑張りましょう。

同年代の友達や両親にも助けてもらうべき

浪人をしたとしても、現役時代に同学年だった友達と仲が悪くなるわけではありません。
友達は大学に通って楽しく過ごしているかもしれませんが、あなたと会うときにも以前と同じように接してくれるはずです。
ときどきこうした友達にも会うことで、気分転換をすることができるはずです。

また、浪人生活をする場合は自宅にいる時間が多くなりやすいため、両親にもサポートしてもらうようにしましょう。
食事などの面で支えてもらえば、今度の入試こそは良い結果を出しやすくなるはずです。

浪人をしたとしても、医学部に入学すればその時間は有意義なものにすることができます。
現役時代の学力をベースに、さらに実力を伸ばすことに集中しましょう。