視力検査

眼科

年齢とともに衰える

診療科として次に紹介するのは、眼科です。
言うまでもなく目を対象にしている治療を行うのがこの診療科における仕事となります。
目は五感の一つであり、その中でも生活に対する寄与度の高い視覚を司っているもので、クオリティ・オブ・ライフを考える上では非常に重要な役割をになっているといえるでしょう。

同時にこの目は年齢とともに衰えていく部分でもあり、次第に視力の低下や、病気などに悩まされることにもなります。
それでは、実際に眼科においてどのような病気の治療が行われいてるのかを紹介します。

眼の病

眼科の病として、まず1つ目に紹介するのは「白内障」です。
目においてレンズの役割を果たしている「水晶体」という部分が加齢などの原因によって白く濁ってしまうことが原因で発生する視野白濁障害のことです。
症状としては目が霞んだり、眩しく見えたり、視力が低下してきた、という場合にはこの白内障の可能性があります。
この白内障に対しては、水晶体を眼内レンズに変更する手術で対策を行う事が可能です。
しかしながら手術後の炎症がひどい場合にたるみが起き、眼瞼下垂という別の病気を引き起こす場合もあるため注意が必要です。

次に、同じく加齢などによって発生する可能性がある視野障害である「緑内障」があります。
緑内障は眼底に存在し、写しだした映像を脳に伝える役割を持っている視神経に損傷が発生することによって、正しく見ることができなくなってしまうという病気です。
視界の内一部だけが掛けてしまうような症状が発生することになります。

ただ、脳は自動補完という機能を持っており、多少見えていなくても勝手に脳内で像を結び、あたかも問題がない景色のように見せてしまうことがあります。
これにより、車の運転中にいきなり目の前に人が飛び出してきた、というような視覚になる可能性があり、非常に危険な病気です。
残念なことに、緑内障によって発生した視野の損傷を回復する治療法は現在では存在していません。
眼科においてはこれ以上深刻な状態にならないようにするための治療を進めることになります。

薬物投与、レーザー治療、手術療法のいずれかによって行います。
最悪の場合失明に至る病気であるため、少しでも視野に異常を感じたらすぐにでも眼科に掛かるようにしましょう。